不案内な街をうろつくユルミの前には三羽の小鳥、藁にもすがる思いでユルミは尋ねます。

『こんな羽根を持った、可愛い小鳥を見なかった?』
「知らない、知らない」「そんな地味な羽根の奴なんて」「知らない知らない、僕らみたいに奇麗な色の鳥にしか興味ないね」
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