「そんな地味な色の鳥を探すのは骨が折れそうだね」
「そうだね、長い旅になりそうだ。僕らみたいな奇麗な羽根を持っていたらともかく」
「今日は冷え込むよ。この耳当てを持って行きな」
口は悪いが心根は優しい三羽のほどこしに、ユルミもささくれた気持ちが少しやわらぎます。
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